舩井幸雄記念館は「桐」の家です。2階の踊り場のところに、この家を建ててくださった新潟の株式会社「夢ハウス」のご案内コーナーがあります。夢ハウス様から頂きましたご紹介パネルの一部には「高貴な材料として重宝された桐を、いちはやく住宅の内装材として採用し、一般住宅に普及した夢ハウス。舩井幸雄会長は桐に包まれた空間の心地よさと価値を瞬時に認めてくださり、ご自宅の建築をご依頼くださった際に「桐の家」をご所望されました。「ぬくもりがあって温かい、空気の美味しい家を建ててもらいました。」そうご自宅の住み心地を語ってくださったのです」
と書かれています。確かに、桐の床は温かい。。。そして、やわらかい。。。そして、いい匂いがします。お客様にもそう言っていただくことが多く、「気持ちがいいから靴下を脱いでしまいました」とおっしゃっていただいたり、「とっても気持ちがいい。。。いい匂いもするし、この家にいるとなんだか元気になりますね。」と声をかけていただくこともあります。もと、舩井幸雄の書斎兼寝室だった2階の「執筆の間」は、天井や壁も桐が使われています。この中の舩井幸雄の書籍のコーナーの一角に、舩井幸雄の書籍をお客様に閲覧していただけるコーナーを設けております。一応、隅に椅子やベンチも用意してありますが、「床に座っていただいても大丈夫です。とっても気持ちがいいのでよかったらぜひどうぞ。。。」とご案内させていただくと、中には長い時間、本を手にとって読んでくださるお客様もいらっしゃって、「気持ちがいいので床に座って読ませてもらいました。あったかいですね。。。お尻がポカポカしています。」「床暖房がついているのかと思うくらい、あったかい。。。冬もこんなにあったかいといいですね」「ついつい気持ちが良くて長居をしてしまいますね。」などとおっしゃってくださいます。一階の和室にも桐のお座布団があるのですが、それも座ってみるとお尻がポカポカします。ぜひ、ご来館頂きました際には、桐の温かさ、柔らかさ、匂いなども感じていただけたら嬉しいです。