相模湾を一望でき、富士山が見える十国峠まで車で10分ほど。
樹木が茂り、小川のせせらぎと鳥の声が聞こえる自然が満喫できるイヤシロチ。
晩年の舩井幸雄は、大都会東京を離れ、そんな熱海の山中に、住居をかまえました。2003年のことです。
舩井は、かねてから、「自然に勝るものはない。そして、人間もまた自然の一部なのだから、自然の摂理にしたがって生きるのがよい」と伝えてきました。
舩井にとって、最後の引越しは、まさにその言葉どおりのものとなりました。
私も、舩井に少し遅れて、熱海に移り住み、丸12年が過ぎようとしています。日本第二の大楠で有名な、行列ができるパワースポット・来宮神社からも近く、 本当に気持ちのよいイヤシロチです。
そこに、「総桐」の住まいを建てたいということで、株式会社夢ハウスさんからノウハウと材料供給を受け、株式会社石井工務店に造っていただいたのが、旧舩井幸雄邸、舩井幸雄記念館・「桐の家」です。
そんな「完全イヤシロチ」である記念館と自然に触れていただきながら、
舩井幸雄の著作はもちろん、舩井が日々研究の材料としていた莫大な蔵書、万年筆でしたため続けた生原稿、舩井の人生を垣間見ることができる写真、雑誌・新聞等の切り抜き、モノをとても大事にした舩井の愛用品の数々、不思議な癒しグッズ、デスク、ベッド、美術品や絵画、直筆サインや文字などを、あますところなくご覧いただきたいと思います。
舩井が残した言葉やメッセージを様々に味わっていただけたらと願
お帰りの際には、「よし!明日からまたがんばろう!」と、
そして、もう少々お時間がございましたら、熱海の温泉につかり、海の幸を食し、静寂のなか、どこかおごそかにも感じる「夜」と清々しい光溢れる開放的な「朝」を体験されてお帰りくださると最高です。
ようこそ、熱海へ。
ようこそ、舩井幸雄記念館・「桐の家」へ。
代表理事 佐野浩一