11月17日(日)に第27回講演会
「生きる!!」が行われました。ゲストは、株式会社モミモミカンパニーの代表取締役で、児童発達支援事業所「サンタクロース」グループ代表の矢島実先生と池江教育研究院の院長で、株式会社ノーザンライツ代表取締役の池江俊博先生です。
まず、矢島先生からは取り組まれている数々の活動の紹介やそれぞれの活動で学ばれたこと、大切にされていることなどをお話しいただきました。
自閉症や発達障がいの子どもたちと接する中で、食事やミネラル摂取がとても大切だと学び、良い食事を子ども達に届けるために、自ら畑で無農薬の野菜を作られています。午前中はほぼ畑仕事をしているそうです。そして,何より驚いたのは行動力とフットワークの軽さです!興味のある治療や技術があると、すぐに電話をして、その治療やセミナーを受けにいかれるとか!
その原点は舩井幸雄の成功の3条件(素直・プラス発想・勉強好き)だそうで、興味をもったらまず行動すること。いくつになっても好奇心を持ち、学び続けることの大切さを教えていただきました。
続いて池江先生は、人生のターニングポイントは自衛隊に入隊されたときだったそうで、大好きな飛行機を操縦できるようになったことももちろんですが、そこでの発見が今に繋がっているとお話ししてくださいました。
訓練をしていると、どんどん技術やポイントを押さえ、上達していく人と、そうではない人に分かれていきます。果たしてその違いはなんなのだろう?と思ったときに、舩井幸雄とも親交のあった七田眞先生の右脳教育に興味を持ち、その出会いから「教育」の道に進まれたそうです。
お話の中で印象に残った1つ目はライフプランを立てるということです。
目標を達成するにはどうすればいいのか!…現在地からゴールに向かうにはどのようなスキルや経験が必要なのか?小さな目標を立て、それを一つずつ達成していくのが、ゴールへの近道だと教えてくださいました。
もうひとつは「家系図」のお話しです。ご先祖様の誰か一人でも欠けていれば自分はこの世に生まれていない…自分のルーツも知ることができ、ご先祖様への感謝の気持ちが生まれるとのことでした。
最後に佐野浩一館長は、人間は他の生き物にはない「言葉」を使って、情報を伝えたり思いを伝えることができるようになった。でもそれも良し悪しで情報のズレが生じると問題が起こると話しました。同じ「言葉」でも、人それぞれ受け止め方や受け入れ方が違うので、この微妙なズレから生まれる問題が昨今多いのではないかと話しました。なので、会話をする時には、相手を包み込むように優しく話をすること…を心がけたいとのことでした。
さらに、ネガティブな言葉を使うよりはポジティブな言葉を使った方がいいし、そうしていると、例えそうではなくても脳が錯覚してツキが回ってくる…とのことでした。
鼎談では、ゲストのお2人から会場のみなさまにメッセージをいただいたり、池江先生の家系図のお話しからそれぞれの出身地の話しや、イメージ教育の話で盛り上がりました。
イメージトレーニングは目標を明確にし、潜在意識に働きかけることで現実化を促進するそうです。また、笑いの大切さにも触れ、笑いは免疫を上げ、健康維持に重要であり、心の状態を良くする効果があるとのことでした。さらに、館長はバリアフリーとは物理的な障壁だけでなく、心の障壁を取り除くことも含まれ、人と人との温かいつながりを大切にすることだ…と強調しました。
一見、ワイルドな印象を受けるゲストのお2人ですが、彼らのお話しは熱い想いがありながらも時に優しく、暖かく、会場もその雰囲気に包まれていました。
矢島実先生、池江俊博先生、貴重なお話をありがとうございました。
ご来場いただきましたお客様、オンラインでご視聴くださいましたお客様、どうもありがとうございました。
(文責佐野純平)