みなさんこんにちは 舩井幸雄記念館の佐野純平です。
前回からは、「必然・必要・ベスト」編です。
第1弾では、3つの言葉について掘り下げて見ていったり、分かりやすくまとめられている一節を紹介しました。
今回はこの教えに少し違った角度から見ていきたいと思います。
・これって本当に「必然」で「必要」なのか?
祖父の本を読んだり、祖父の話しを聞いていたりすると、どの教えも簡潔で深く、思わず唸り声をあげてしまうような教えで溢れているのですが、シンプルが故に受け取り方が難しいようにも思います。
「必然・必要・ベスト」。
この教えもまさにそうではないかと思うのです!
このコラムを読んでくださっているであろう諸先輩方を差し置いてこのような事を書かせていただくのは恐縮なのですが、この教えって、大きな挫折をしたり、どん底まで落ちるような経験をしないと理解できないと思うのです。
そして、それを克服したと言いますか、乗り越えられた時に、初めて実感できるようなものだと私は感じています。
・2度の大病から学んだこと
私は生死を彷徨うような大病を2度しました……
今ではこの経験が仕事のひとつになっていたり、このようにお話しのネタにできていますが、その当時はもうこの世の終わりを見ているような…。
壮絶な経験でしたし、
これが本当に「必然」で「必要」だとはとても思えませんでした。
一度は中学生の時、もう一度は6年前。
いま思えば、それはそれは貴重な時間を、経験をさせていただきました。
14歳の時には脳に腫瘍ができて手術をし、治療のために抗がん剤や放射性治療を行いました。
その腫瘍のほうは小さくなり良くなったのですが、その病気や治療の影響から6年前に脳梗塞になり、現在は重い障がいが残ったので、車いすで生活しています。
言葉にして書いてしまえば50文字ほどでしょうか!
しかし、この中にはさまざまな物語があります。
辛いこともありましたがトータルでみるとなかなか充実した15年だったように思います。
先の文章を見た感じだとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、
実際の私は周りが驚くほどアクティブで、とても元気。
まもなく半年になる娘がいる一児の父でもあります。
祖父からの宿題なのか、これまで身をもって舩井流を叩き込まれたような気がします。
そんな事を思いながらこのコラムを書いているのですが、「必然・必要・ベスト」について書かせていただくにあたって勉強していた本に私の感じてきたことや思いを体現化してくれているような一節がありましたので、最後にご紹介します。
その本は2014年の8月に出版された
『すべては「必然・必要・最善」という本です。下記に引用します。
幸運と不運
起こることはすべて必然、必要
マクロに見ると、この世の中はよくなる方向に進化しています。
一見、不運に思えることもすべては必然、必要であり、振り返ればベストのタイミングで起こっているものです。
幸運も不運もすべてを受け入れられるようになると、ツキを呼び込むことができるようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回はまとめ編です!