出張授業のご報告です♪
9月27日(火)にオイスカ浜松国際高等学校の高校1年生の生徒の皆様に、舩井幸雄記念館館長の佐野浩一が出張授業に伺いました。昨年も高校2年生の生徒の皆様に授業をさせていただいたので、今回で2回目になります。
元々、中学・高等学校の英語教諭であった館長ではございますが、「久々の高校生への授業はとても緊張する…いつもの講演の方がよっぽど楽だぁー」とのことで、前日からずいぶん無口になっていましたが…笑笑
いざ生徒の皆様の前に立つと、元気に明るく話し始めたのはさすがだなと思いました。
まず初めに、「今日はあなたたち自身のことを見つめる授業にします。自分のことを大切に想う授業にしてほしいです。」と導入して本題に入っていきました。
あなたたちはなぜこの高校を選んだのか…をまずプリントに書いてもらい、
ではなぜ人は勉強し、なぜ働くのか…
それは「幸せ」になるためで、その幸せを感じるのは、「誰かの役に立てる」ことがあるとき…どうやって役に立てばいいのか…それは必ず人には「長所」がある…「長所」は人の役に立つために与えてもらったギフトなんですよ…では、あなたの長所はなんでしょうか⁉️書いてみましょう…では、その長所を活かしたら何ができますか⁉️どんな仕事ができると思いますか⁉️それも書いてみましょう…
友だちとワイワイガヤガヤと盛り上がる生徒さんたち…戸惑いを見せる生徒さんたち…真剣に紙に書く生徒さんたち…いろんな表情が見られました。
そして、
生徒さんたちが1番ぐっと集中して、館長のことを見て、話に耳を傾けた瞬間がありました。それは、
「人と比べなくてもいい…人は人…みんな違って当たり前…みんな違ってみんないい…みんなは一人しかいない大切な存在なのです。今はちがいを受け入れて、大切に働きかけていく時代になりました。ちがいがあっても互いに認め合い尊重する…うちの長男は大きな病気を2回して、歩けなくなりました。でも電動車椅子に乗って仕事にも行くし、遊びにも行くし、ご飯も食べに行くし、一人暮らしも始めました。車椅子に乗っていることや、障がいのあることは可哀想なことでも、優劣をつけて劣っているということでも、善悪でもない…そう僕は思います。それはすべての違いに言えることです。」と話した時でした。思春期の真ん中で、いろんなことが照れ臭かったり、面倒臭いと思ってしまいがちな年頃だとは思いますが、大切なことはちゃんとわかっている生徒さんたちだな…と思いました。
そして、たくさんの先生方とお話をさせていただきましたが、皆様が生徒さんたちのことを暖かく、愛情深く、考え、思いやっていらっしゃるのが本当によく分かりました。
きっと生徒さんたちは、先生や周りの人たちから「人の優しさ、思いやり、絆、愛」を受け取り、自分たちは多くの人に守られているから大丈夫と感謝し、安心して、いろんな壁が目の前に来ても、乗り越えていけるだろうなと思いました。
「しんどいときは信頼できる誰かにSOSを出してくださいね。そしてしんどそうな友だちがいたら、その人を守ってあげてください。」
そのことばで授業は締めくくられました。
オイスカ浜松国際高等学校の高校1年生の皆様、そして先生方、本当にどうもありがとうございました。心から感謝申し上げますます。
「来年もぜひお願いします」と嬉しいお約束をして頂いて、帰路につきました。またそのときがいまからとても楽しみです‼️