浜松に出張授業に行きました♪
公益財団法人舩井幸雄記念館の公益目的事業のひとつに、『小中高等学校でのお話会、出張授業』というものがあります。
先日、静岡県浜松市にありますオイスカ高等学校の2年生約80名の生徒の皆さまに、ご縁がありまして、舩井幸雄記念館代表理事の佐野浩一が出張授業に伺いました。
舩井幸雄が生涯をかけて伝え続けた「世のため人のため」の理念をお伝えし、舩井幸雄という人物に興味を持ってもらって、学生の皆さまの学びの一端となり、熱海の記念館にも訪れてもらえる機会ができたらとの願いもあります。
アジアからの留学生が3分の1ほどいらっしゃって、国際色がとても豊かな中で、素直にお話を聞いてくださり、和やかな雰囲気の中で進んでいった授業でした。
元々、20年ほど前には、英語教師として高校の教壇に立っていた代表理事の佐野浩一ですが、久しぶりの高校生の皆さんへのお話は「珍しく、ほんまに緊張した…」そうですが、持ち味の熱さを全面に出しながら、ぐいぐいと生徒さんたちに迫っていくかと思いきや、すーっと引いて、そして意見を聞きながら、生徒さん自身に自分の長所を考え、それを書き出してもらって、さらに近くの生徒さん同士で、お互いの長所を確認し合ってもらう…
そんな風に出張授業は進んでいきました。
人には、誰かの役に立つと嬉しいという遺伝子がもともとあって、「ありがとう」を集められると幸せになれる…
なぜ、いまあなたたちは勉強をし、将来仕事をするのか…それは、みんなどの人にも必ず、誰かの役に立つことができる役割があるから…そして、役に立てることで自分も幸せを感じることができる…
ではその、自分が人の役に立てることを見つけるのには、自分の「長所」をじっくり見つめてみるといいよ…長所は人生を支える武器になるよ…それは戦争で使う武器とはまったく別のもの…人を傷つけることのない、正反対の人の役に立つための武器なんだよ…
そしてあなたたちはそのままですごく素敵で、人と比べたり、争うのはもったいない…みんな違うから面白い…その違いを受け入れて働きかけよう…そして、人に勝つのではなくて、自分自身に勝つことを目指そう…
あなたたちは生きているだけで素晴らしいんだから、命を大切に、違いを受け入れて、認め合って、それがあたりまえの世の中なんだって、これから胸を張って生きていってほしい…
成長できたら、それを誰かのために使ってほしい、それは生きがいに繋がるからね…生きがいは人から与えられるものではなくて、自分で見つけるものです。
人にしかできない、思いやること、感じることを大切にしてください。
いろいろ感じて、自分に起きることは、必然で必要で、それをベストに変えられるのは自分次第だということを忘れずに、どうか安心して、前を向いて、プラス発想をして、思い切って生きていってください…
あなたたちは多くの人に守られていますから…大丈夫ですよ…
そんなことを伝えさせていただきました。
未来のたからもの…キラキラ輝く子どもたちが安心して生きていける世の中を創っていくのは、大人の使命です…舩井幸雄の教えを大切に、これからも真摯に丁寧に活動を続けていきたいと思います…