令和5年1月13日付にて、「公益財団法人舩井幸雄記念館」は「内閣府」からの認定を受けました。
これにより、活動の範囲が、日本国内および世界へと広がることとなります。今後も、「舩井幸雄記念館 桐の家」の運営と世のため、人のために活動される団体様への助成活動を軸に、より一層社会貢献することを目的として事業を展開してまいります。
代表理事 佐野浩一
【2024年度助成金交付先決定のお知らせ】
公益財団法人舩井幸雄記念館
代表理事 佐野浩一
この度は、2024年度「助成金交付事業」に対し、計43団体様より公募を承り、誠に有り難うございました。
幣財団規定に則り選定した委員、計4名により、「助成金決定委員会」を執り行いました。
なお、「助成金決定委員会」委員は次のとおりです。
河野克典 (横浜国立大学客員教授 つながり方研究所・所長)
河瀬愛美 (株式会社伊豆おはな・専務取締役)
白鳥宏明 (理事、株式会社白岩運輸・代表取締役)
佐野ゆかり(理事、あたみ・パンダの森ほいくえん・園長)
時代の変化とともに多様なニーズに対応するべく、より幅広い分野への助成を展開すべく、「観光」「文化」「教育」「暮らし」「福祉」「食と農」「自然と環境」「次世代」「バリアフリー」「ジェンダーフリー」「新技術」などを念頭に置いております。今年度の公募にあたっては、大変特徴のある分野に分類できました。「生きづらい子どもたちへの支援」「子育て支援」「障がい者支援」「障がい者等施設」「障がい者スポーツ」「先端医療関連」「環境」「地域貢献」「芸術・文化」「海外への支援」の10テーマです。
本年度の公募希望総額は、79,525,611円に上りました。
助成総額は8,000,000円を予算としておりましたので、長時間にわたる厳正なる検討、審議を重ね、弊財団の設立理念、「世のため、人のため」に合致し、事業の公益性、必要性、緊急性、継続性、財務状況などの観点から、いま本当に必要としてくださっていると考えられる団体をとして14団体様に決定させていただきました。総公募額は、7,991,950円となります。
本年度助成先と助成目的とその理由については、以下のとおりです。
「一般社団法人おかえり基金」様
北九州市を拠点に、40年以上、少年院や精神病院、医療刑務所などから帰る場所「おかえりハウス」の運営をされています。また、代表者土居高徳氏の著作集を福祉、医療、司法施設に配布する事業を実施されています。今回、「おかえりハウス」の浴室ドア、エアコン2か所の修繕費用として、339,000円を助成させていただきます。
「静岡の未来を拓く会」様
人々の絆を原動力に、子育てに関わる課題解決を目指し、市民、行政、学校が一体となって非営利・無償で活動する団体。月例研究会、共生社会構築プロジェクト、主体的な学びの推進、不登校対応イベント、チャイルドサポート相談事業等、子育て支援事業の運営拡大の一助として、400,000円を助成させていただきます。
「一般社団法人絆奏舎」様
新法人として、心豊かな社会の実現のため、子育て支援、高齢者支援、多世代交流、防災学習、木育推進など多岐にわたる事業の展開を準備されています。運営資金は、発起人三名の出資で賄っている状況であるため、防災講座委託費、木育推進員養成、講師料等に活用していただくため、該当費用680,000円を助成させていただきます。
「特定非営利活動法人ぷくぷくばるーん」様
「旅する人形プロジェクト」を通じて、小児病棟に入院する子どもたちに夢の旅を提供されています。人形を通じて、子どもたちが希望する旅先を疑似体験することで、従来の直接訪問活動に加え、時間や距離の制約を超えて、多くの子どもたちに幸せな時間と社会とのつながりを提供します。その活動費用として、828,000円を助成させていただきます。
「一般社団法人知暁福祉会 就労継続支援B型事業所アークビレッジ愛鷹」様
自然災害や気候変動による食糧危機に備え、自己所有の畑や有休農地を活用して、大豆、麦、野菜、リクイネなどを栽培されています。現在5か所の畑を管理していて、事業拡大に伴い、職員および作業用車両の補充が必要。今回は、作業用の中古車両の購入に対し、400,000円を助成させていただきます。
「一般社団法人HI FIVE」様
大阪を拠点に、重度身体障がい当事者による介護事業向けの超実践型研修を提供しています。介護人材不足が深刻化する中、介護職員のやりがいとサービスの向上を図ることを目指しています。障がいを強みとする新たな価値観を社会に広めるため、希望に満ちた日本の未来を創造するため、全国3か所における体験会等の実施に対して、1,000,000円を助成させていただきます。
「特定非営利活動法人みんなの学校」様
2022年より市民ボランティアによる不登校生の学習支援を実施。閉園した幼稚園舎の一部を活用し、大人と子どもが共に学び成長するコミュニティカレッジを設立。大人のコミュニティに子どもたちが積極的に混ざることで、新しい知識への好奇心や学習意欲、他者と関わる喜びを味わってもらうため、会場費、人件費の一部として、200,000円を助成させていただきます。
「熱海伊豆山子ども食堂」様
地域の子どもたちを守り、交流の拠点をつくるべく、①熱海の自然や、芸術に触れる機会、②貧困対策にとどまらず、障がいを持つ子どもや家庭環境に問題を抱える子どもたちを支援、③シニアとの交流を深め、世代間の絆を強化、の三本柱で活動されています。今回、これらの活動費用として、350,000円を助成させていただきます。
「地球蘇生プロジェクト」様
持続可能な地球社会への道筋をつけるべく、10か年計画から成る自然農法の実践、ゼロウェイスト、微生物資材の活用を中心とした環境保全活動を基盤とし、潜在的な自然植生の森づくりを目指していきます。今回は、微生物資材の活用による環境浄化活動および植林活動につなげていただくため、1,750,000円を助成させていただきます。
「あなたらしく生きるまちづくりの会」様
妊産婦の孤独やメンタル不調、自殺の問題を解決するために、地域住民とともに新しい命を祝福する文化形成を目指しています。無農薬野菜や加工品を妊産婦に届けることを通じ、出産の不安を解消し、産後の悩みや孤独を支援します。無農薬野菜の仕入れや助産師等の人件費に充てていただくべく、550,000円を助成させていただきます。
「一般社団法人月と海」様
足柄郡および熱海市には出産施設がなく、助産院誘致の要望が高まっています。2022年にプロジェクト開始。2024年には真鶴町に土地購入。現在、助産院「月と海」を建設中。それと並行して、妊産婦やその家族への支援、助産院の重要性を認知してもらうために広報活動に充てていただくべく、ウェブ制作費用675,950円を助成させていただきます。
「特定非営利活動法人南えびなスポーツクラブ」様
障がいを持つ方が定期的にスポーツを楽しむことが困難な状況に対し、フットサルを中心とした活動を継続実施しています。また、家族を離れ、一泊二日でのキャンプ体験を通じて自分でできることに取り組み、森を歩き、自己肯定感を高めてもらいます。こうした活動の運営費用の補助として、119,000円を助成させていただきます。
「特定非営利活動法人いきがい」様
現在運営する「サラダボウル」にて、新たな2つの事業を実施。三島市より指定を受けた、職場や通所先から家族が帰宅するまでの日中一時支援事業を実施。現在、施設内のエアコンが老朽化していて、猛暑対策が不十分です。また、新たに開始する「ショートステイスロー」事業の宿泊施設にもエアコンがないため、計4台の設置費等として、600,000円を助成させていただきます。
「舞台芸術部たからばこ」様
学校の部活動縮小に伴い、地域の青少年に、放課後の学びと成長の場を提供すること、これまでの部活動の役割をより時代にマッチした持続可能な活動にすることなどを目的とします。これまで裾野市にはなかった「演劇」という芸術文化を醸成していきたい。プロの演劇の講師料の一部として、今回、100,000円を助成させていただきます。
1933年、大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。日本マネジメント協会の経営コンサルタント、理事を経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年、同社を(株)船井総合研究所に社名変更。1988年、経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式を上場(現在、同社は東証、大証の一部上場会社)。"経営指導のプロ"としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに社長職、会長職を歴任し、2003年に役員を退任。(株)船井本社の会長、(株)船井総合研究所、(株)船井財産コンサルタンツ、(株)本物研究所、(株)船井メディアなどの最高顧問を歴任し、グループ会社の象徴的存在だった。
著書は約400冊を超え、代表的なものに、『変身商法』(ビジネス社1972年刊、その後『船井流経営法』と改題)、『包みこみの発想』(ビジネス社1979年刊、サンマーク文庫1992年刊)、『未来へのヒント』(サンマーク出版1994年刊)、『エゴからエヴァへ』(PHP研究所1995年刊)、『百匹目の猿』(サンマーク出版1996年刊)などがある。
相模湾を一望でき、富士山が見える十国峠まで車で10分ほど。樹木が茂り、小川のせせらぎと鳥の声が聞こえる自然が満喫できるイヤシロチ。
晩年の舩井幸雄は、大都会東京を離れ、そんな熱海の山中に、住居をかまえました。2003年のことです。舩井は、かねてから、「自然に勝るものはない。そして、人間もまた自然の一部なのだから、自然の摂理にしたがって生きるのがよい」と伝えてきました。舩井にとって、最後の引越しは、まさにその言葉どおりのものとなりました。
「公益財団法人舩井幸雄記念館」は、舩井幸雄の功績を称えるとともに、舩井幸雄の理念、哲学、生き方、人間学を末永く後世に伝えて、広く一般の人々にその考え方を生涯にわたって学習してもらうことにより、明るい未来づくりに寄与する」ことを目的として、次の「4つの柱」からなる事業を実施してまいります。
■JR熱海駅から
タクシー10分
伊豆箱根バス笹原ヶ台循環 バス停「西山」下車 徒歩3分
■JR来宮駅から
徒歩20分
※傾斜の激しい坂道を登っていただくことになりますので、タクシーをご利用されることをお勧めいたします。
タクシー5分
駐車場有り
木・金・土・日・月、10時~16時(*最終入館時間=15:30」